この話は、私の所有物件の話ではありません。
じつは私の親が、祖父母の時代から相続で引き継いできたアパートを持っておりまして、こちらの物件での賃貸トラブルの話です。
今後、私が主導で動くことになりましたので、その状況を可能な範囲内で共有していきたいと思います。
こんな問題を抱えても、ブログのネタにもなるし良い経験になりそうだなと思えるのは、ブログを書いているおかげかもしれませんね(^^)
ま、楽しみながらやっていきたいと思います。
トラブルの状況
まずは、トラブルの状況について書きますね。
ただ、詳しく書くとコンプライアンス的に問題があるといけないので、簡単に概要だけになります。
タイトルの通り、その賃貸トラブルというのは、家賃の滞納です。
その滞納額は50万円ほどです。
時系列的に書くとこんな感じです。
契約締結(5年ほど前)・・・私の父と契約
↓
私の父が他界、私の母がアパートを相続(3年ほど前)
↓
貸主を私の母とした契約の再締結
↓
家賃の振り込みが遅れがちになり、2か月に1度、2か月分を支払う状況に(2年ほど前)
↓
家賃の振り込みが停止(10か月ほど前)
↓
督促&いつまでに払うという約束をしても払われない状況がたびたび繰り返される
↓
いつまでに退去と約束するも、実際には引っ越していかない状況が3度ほど繰り返される
↓
滞納額が10か月になったと聞き、驚いて私がこの問題の解決に向けて動くことに(←今ここ)
って感じです。
いずれも、証拠資料となるようなものは残っていません。
しかし、これまでも母からなんとなく相談はあったんですけどね・・
母の「もう一度だけ信じてみるよ」みたいな話もあったり、私は私で自分の業務で忙しくもありで、深く入り込んでなかったのが悔やまれます。。
契約関係の状況
借主(契約者)は契約当時90歳(約5年ほど前)を超える高齢者のおばあちゃんです。
娘さん(60代後半?)が連帯保証人になっていますが、実印、印鑑証明は取得していなかったようです。
このおばあちゃん、契約時(約5年前)はかろうじて自分で文字を書けたようで、父との契約書には自筆らしい震えたような筆跡で署名がしてありました。
その後、母と契約を結びなおす際には、どうも文字が書けない状況だったらしく、娘さんが契約者の欄と連帯保証人の欄に、ペンと印鑑を別のものに変えて署名(代筆)したようです。(筆跡が同じなので気づいた)
おそらくこういった入れ知恵したのは仲介業者だと思われますが、まあその辺を追求しても証拠も残っていないので無駄ですね。。
裁判などで争うことになったら、契約者本人の署名ではないという点で対抗される可能性を残していることになりますが、
連帯保証人自らが契約者名の代筆をしたということは、連帯保証人の立場を自分で認めたことになるかと思いますので、これら2通の契約書は今後重要な証拠資料になってくれるかもしれません。
また、母が督促や退去の約束をしていたのは連帯保証人の娘さんの方であり、これまで契約者本人のおばあちゃんとは会話したことも無いという話でした。
ちなみに、私も、娘さんとは一度、5年ほど前の居の時に話をしたことがありますが、契約者本人であるおばあちゃんにはお会いしたことが無い状況です。
正直、おばあちゃんの方は、今現在生きてるのかどうかも分からない状態ですが、今後は、この2人を相手に、滞納問題の解決に向けて動くことになります。
もし契約者本人が亡くなっていたら、相続人は誰なんだ?って問題も加わってきて面倒ですね。。
建物の使用状況
どうも、最初は契約者自身が住むつもりで賃貸契約をしたようですが、ご高齢からか入院しがちになり、実際には住まず、実質荷物置き場として使っていたようです。
しかも部屋の外にまで(私たちにはごみとしか思えないような)荷物を積み上げている状態・・
写真をお見せしたいところですが控えますが、何年もこの状態らしいので、部屋の内部もひどい状況の可能性が高そうです。
床とか腐ってなければいいけど・・
まずは情報集めを・・
方針としては、10か月も滞納しており、再三の退去の約束も反故にされている状態から、確信犯だと思いますので、法的処置を念頭に行動することにしました。
とはいえ、50万程度の滞納金では、弁護士などに依頼すると費用の方が大きくなってしまいますから、自分で動くしかありません。。
今後は、契約書の内容を踏まえつつ、
催告→契約解除→(訴訟?)→(強制執行?)→退去と家賃の回収
という流れを自分で進めていくことになります。(しかも、契約者がご存命という前提で)
正直、法的処置を念頭に置いた行動・・なんて、私にとっても、はじめてのことです。
15年ほど前に、司法試験を受けるために2年ほど民法をかじった程度の知識しかありませんから。
ということで、いろいろ勉強しながら進めていく必要がありますが、自分で調べるのは効率が悪いので、
まずは、司法書士に相談しに行くことにしました。
各地域には、司法書士との無料相談ができる窓口があると思います。
地域名+司法書士会
とかで検索したら出てきます。
司法書士との相談については次回書こうと思います。
では、10か月分の家賃を滞納した約束を守れない入居者対応②へ続きます。