過去のリフォーム写真の中で、使えそうなものがありましたので、自宅や3号戸建で行った、床の補強DIYを紹介します。 

ふわふわした床の対処法

まず最初に、床がふわふわするときの対処法をいくつか書きだしたいと思います。

単純な補修から本格的なリフォームまで、いろんな方法があるので、状態に応じて手段を選ぶとよいと思います。

床をすべて剥がして根太から張り替える

まずは、全部やり直してしまう方法があります。

これは私の場合、床が全体的に傷んでいて、かつ根太も傷んでしまっている場合に取る方法です。

根太(ねだ)が傷んでいるかどうかは、床下に潜って確認する方法と、上から踏んで確認する方法があると思います。

根太というのは、床下に水平方向に施工されている、床板を支える柱のようなものです。

根太は、一定の間隔(ほとんどの場合、303mmまたは455mm間隔)で施工されています

↓絵にするとこんな感じ。

sikumi

実はこの絵には間違いがあります。

根太とフローリング材は、普通は直交してると思いますが、絵が描きにくいので平行の絵にしてます。概念的なものととらえていただければと。。

実状は床下に潜って確認してください。(以降の絵も同様です)

この間隔を意識しながら、根太の位置を上から踏んでみて、弱っているようなら、床をすべて剥がして根太も入れ替えた方が良いと思います。

DIYとしては高いレベルの話ですね。

床板だけ上張り(重ね張り)する

床が全体的に傷んでいて、かつ根太に問題が無い場合で、かつドアと床の間に隙間がある場合は、現在の床板を剥がさず、その上に新しい床板を貼る方法が使えます。

新しい床板を施工すると、その床板のぶん高さが上がりますから、ドアが開かなくなった!みたいなことが無いよう、事前確認をしなければなりません。

(ドアの下部分を切り取る技もあります)

床板だけ剥がして張り替える

床が全体的に傷んでいて、床の高さが上がるとまずいなど、上張りの方法が使えない場合は、床板を剥がします。

根太はそのままで、床板だけ新しいものに交換する方法です。

床を剥がした時点で、根太が露出しますから、根太の確認もできますね。

床下に潜れず、上から踏んでみてもよくわからない(既に上張りされている場合など)で、湿気の問題がありそうなど、根太の状態に不安がある場合は、確認のために床板を剥がしてしまう場合もあります。

床下から補強する

今回の記事は、ここにあたります。

床が部分的に傷んでいて、根太にも問題が無い、かつ床下に潜ることができる場合に取りうる方法ですね。

主に、床板同士の実(サネ)、つまり、つなぎの部分が経年劣化などで弱まっている、みたいな状況ですね。

sane

ちなみに、人が生活するうえでよく通る場所(荷重がかかりやすい場所)で発生しやすいです。

  • 階段から下りて着地する場所
  • ドア付近の床(トイレのドアの前とか)
  • ダイニングテーブルの椅子の下

などです。

そしたら、やり方を紹介していきます。

ふわふわする床を数百円で補強する方法

といっても、解説するほどのこともなく簡単です。

結論から言うと、この画像のように、

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床下に新しい丈夫な板を角材で打ち付けて、弱った床を支えるだけです。

材料は、ホームセンターなどで端材を買ってくれば良いです。

数百円で全部揃うと思います。

板材は、根太と根太の間隔より狭く、ただし角材で支えられる程度は大きいものを用意してください

板材の大きさは、根太と根太の間隔ピッタリじゃなくても大丈夫です。(ただ、合ってた方が強度は強いです)

それから、角材を貫通して根太まで届く長さの、コーススレッドかネジか釘を用意します。

これで角材を根太に対して固定するわけです。

コーススレッドってのはこんなネジです。

実際の施工写真

実際に施工した写真が、これです。

2018-08-11 17.31.07

わかりますかね。

別の角度からの写真もありました。

2018-08-11 17.31.41

この方法なら、大工さんに頼まなくても、自分で簡単にできますよね。

たったこれだけでも、ふわふわした感じはなくなってしっかり感じられますよ。

追加で、床下に潜るときは、防塵マスクか防毒マスクをつけるとよいです。

参考になれば幸いです。

でわ。

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