利回り1億%物件の続きです。
最初から読む方はこちらからどうぞ。
この物件との最初の出会いは、地上げで入手した無傷の300坪の決済時までさかのぼります。
物件とのファーストコンタクト
無傷の300坪購入時のの会話です。
(決済が終わって雑談モード中)
不動産屋さん「昨日ね、売ってほしいって頼まれた物件があるんですよ」
私「なんですと!見せてください!」
不動産屋さん「これなんですけどね、私もまだ行ってないんですけど、見てみますか?遠いですけど。。」
私「どこですか?」
不動産屋さん「倉橋島です」
私「・・・は?」
不動産屋さん「建物は立派なんですよ。売主さんは、民宿とかやる人おらんかねぇとおっしゃってました」
私「うーん。えらい遠いとこですね…ま、これから呉方面へ行きますんで、時間があれば行ってみますね。ありがとうございます!」
…
で、結局この日は、広島図面舞踏会へ情報展開だけして、実際には見に行けなかったんですけどね。
メンバーも、誰ひとりとして手を挙げませんでした(笑)
不動産屋さんとの関係
それから約1ヶ月…
放置していたら不動産屋さんから電話がありました。
不動産屋さん「以前ご紹介した倉橋島の物件、見ていただけました?」
私「あ、先日のあれですか?結局あの日は行けず、その後も時間が取れてないんですよ〜」
※ふんどし王子さんとポールさんのセミナー準備やリフォームで。
不動産屋さん「ぜひ見ていただけませんか?建物は立派なんです。ただ、貸せるかどうかはわかりません(笑)」
私「せっかくご紹介頂いたので、いつか必ず見に行かねばと思ってました。今週末に時間作りますね。空いてますか?」
不動産屋さん「今週は決済があって難しいです」
私「じゃ、鍵をお借りできますか?遠いですし、よろしければ私だけで勝手に見てきますけど?」
不動産屋さん「わかりました!じゃ、前日の夜に事務所のポストに入れておきますので、よろしくお願いします」
てことで、鍵をお借りして勝手に見に行くことになりました。
ちなみに私、不動産屋さんからの紹介は必ず見に行くようにしています。
また、必ず金額を提示します。
条件さえ合えば必ず買う人だと示すこと。
これの積み重ねが、紹介を頂けるようになった理由だと思っています。
内覧当日。こりゃ無いわ…
で、内覧の日…
ちょっとドライブ行こうぜ!的なノリで図面舞踏会のメンバー、マッピと竹本氏(どちらも仮名)を誘い出し、3人で現地に到着。
立派な梁だ〜とか、
なんか刀とかあるで〜
※ちょうどポールさんが刀を発見して盛り上がってる時期でした(笑)
とか、
風呂がやべぇ、とか盛り上がりつつ内覧終了。
でもね、この物件、巨大な蔵がありまして、残置物の量が半端なかったんです。
しかも賃貸需要もあるのか無いのか、ていうかほぼ無いでしょ?って地域。。
唯一考えられるのは、田舎暮らしに憧れてる人に安く貸すか、売却するか。
って感じでした。
で、この日の結論としては、
(´-`).。oO(逆に150万くらいもらわないと引き受けられないな…)
でした。
買い付け。。(といっていいのか?)
その翌日、不動産屋さんから電話がありました。
一晩かけてゆっくり検討し、結論は出てました。
あとはそれを、どうやって怒られないように伝えるか。。
不動産屋さん「どうでした?」
私「あ、昨日見に行きましたよ〜。うーん。。」
不動産屋さん「買えますか?」
私「うーん。。正直、厳しいです。調べたんですけどね、まずあの物件を貸すとしたら、家賃が2万くらいみたいです。しかも近所に不動産屋さんも無く、扱ってくれるところを探すのに苦労しそうです。また、水回りが汚く、畳もふわふわしてるところがあったのでシロアリ被害がありそうでした。貸すとしても、最低限の修繕に100万くらいはかかるでしょうね。
それから残置物。。前面道路が狭く、軽トラで何度も通うことになります。処分施設も遠い。。あの倉庫に入ってるものをすべて運び出して捨てるとしたら、私がやると100万くらいはかかると思います。」
不動産屋さん「そうですか。。難しいですか。。」
私「はい。ですから、あれを私が引き受けるとしたら、1万円で売ってもらった上で、残置物を無くしてくれたら100万円、残置物そのままなら200万円を、別途頂きたいです。さすがに難しいと思いますから、売り主様にお伝えいただかなくても大丈夫ですよ(笑)他の方に売ったほうが高く売れると思いますし。」
不動産屋さん「うーん。やっぱり難しいですか。。わかりました、考えてみます!」
ほぼ、当時の会話をそのまま再現したつもりですが、不動産屋さんの理解を超えていたようで、何度も同じことを説明したのを覚えています(笑)
売り主、お金払うってよ
それから約2週間。
すっかり忘れた頃に、不動産屋さんから電話がありました。
不動産屋さん「お世話になります!先日の倉橋の物件なんですけどね、売り主さん、お金払うって言ってますよ」
私「は?」
不動産屋さん「お金、払うって。売り主さんが。今、連絡ありました」
私「マジっすか。困ったなあ。。で、どっちのプランですか?確か2通りあったような。。」
不動産屋さん「そこはね、これから残置物の撤去の見積もり取ってから決めるんですけど、あそこまで見積もりに行ってくれる業者がいなくて。。探してるところです。わっきんさんのお知り合いでいませんか?」
私「いや〜、私の知り合いに頼むと、先日申し上げたように100万くらいはかかってしまいそうですから…」
不動産屋さん「そうですか。。とりあえず探してみますので、しばらくお待ちください」
私「わかりました。。」
と、こんな感じで、条件さえ合えば文句を言わずに引き受けるスタイルを保ちました。
この時点はまだ利回り100万%。
不動産は縁
ま、相手が自分の言ったとおりに仕事して、提示した条件を飲んでくれてるんだから、ないがしろにはできませんよね。
もし、ここで私がひよったら、私への信頼感は崩れ、上流物件を紹介してもらえないでしょう。
不動産は縁といいますが、こうやって将来を見据えてwin-winを意識して行動していると、欲しくない物件の話が進むご縁もあるってことですね。
ただ、これをきちんと料理できれば、また不動産屋さんの信頼感を上げられ、紹介、チャンスが増えるはずです。
てことは、チャンスを掴める人になるためには、どんな物件でも商品化できるよう、投資家側の能力を磨く必要がありますね。
頑張ろう。
そんなことを思ったできごとでした。
この物件の話、まだ続きます。