前回の記事に引き続き、1棟目購入前の話です。

不動産業者に電話し、物件の住所を確認した後は、物件を具体的にチェックしていくのですが、まずは外から見てわかる、私のチェックポイントを紹介します。

ちなみに、自宅を購入した時の経験をベースにしてました。

周辺環境調査

まずは物件を取り巻く周辺環境について調査します。

実はこのチェックは、不動産業者さんへ問い合わせる前にできるものもありますから、可能な場合はもっと早い段階で、Googleのストリートビューを使ってチェックしていました。

保育園、幼稚園、小学校が近くにあるか?

戸建て賃貸の入居者は主にファミリーになりますので、子供向けの施設が近いことはプラスポイントです。

学校区は、その地域の自治体のホームページなどで調べることができます。

周りに家はあるか?

田畑や山林で囲まれて家がぽつんとしか無い地域では、やはり需要面で厳しく家賃が低くなってしまいます。きちんとした住宅地でなくてもよいのですが、人気のない場所は避けるようにしていました。

大きな会社や工場が複数あるか?

引っ越しの契機として転勤や就職など、様々な理由がありますが、多くの人が仕事をしなければ生きていけないわけで、近くに職場があるというのはプラスポイントになります。

会社の安定性は景気に左右されるところもありますので、複数の会社があるのが良いですね。

スーパーなど買い物施設があるか?

学校、職場に並び、特に食材を買える場所があればプラスポイントになります。

駅やバス停から物件への道のり、もしくは、車社会の地域であれば車で10分以内の場所にあると良いですね。

車の出し入れはしやすいか?

道路付け(接道条件)については、サイト情報からも得られることがありますが、ボロ物件は多くの場合、田舎の市街化調整区域や無指定区域など、整備されていない地域に建っていることが多いです。

車社会の地域では、車の出し入れがしづらい物件はマイナスポイントになります。

大きな道路へ出やすいか?

車社会の地域では、通勤に車を使う人も多いため、大きな道路(例えば国道や高速道路)など、移動に便利な道路が近くにあれば、プラスポイントになります。

日当たり

日当たりが良いだけで、住んでて気持ちのよい物件になります。逆に、どんなに便利な場所であっても、日当たりが悪く陰気な雰囲気の物件は、なかなか住みたくならないものではないでしょうか。

南側に大きな建物がない、ひな壇になっている、など、朝や夕方に日が当たるようなところが良いと思います。

実際に近隣を歩いてみる

歩ける範囲に何があるか?街の雰囲気や隣人の雰囲気など、実際に近隣を歩いてみることで得られる情報もあります。

小さなお子さんがいらっしゃったり、近くで新築戸建てを建築中だったりなど、その地域の新陳代謝の状況を判断することもできると思います。

できれば、隣人とお話ししたいですね。

「この物件の購入を検討しているのですが、このあたりについて教えていただけませんか?」

って感じです。どんな住人が住んでたのか?町内会の会費やゴミ出しのルール、小学校までの通学路や集団登校の有無、近くに小さなお子さんはどれくらいいるか、一年のイベント、いろんなことを聞いて、地域の雰囲気をつかみたいところです。

建物のチェック

他にも、現地に行って実際に建物を見て確認することもあります。

基礎や外壁、屋根に大きな損傷はないか?

過去に大きな地震があった地域などでは、その地震の影響で建物自体にダメージを受けている場合があります。

特に、建物の基礎部分に、表面部分だけではない深く大きなクラック(割れ目)がある場合は、修復にかかる費用が大きくなってしまいますので、避けるようにしていました。

外壁も同じです。表面的な傷は問題ないですが、深く大きなクラックがある場合は、修復に費用が掛かりすぎてしまいます。

逆に、外観がきれいな場合は、プラスポイントになりますね。

屋根についても、損傷していると雨漏りなどのリスクが高まります。雨漏りすると木材が腐ったりシロアリの原因となりますので、修復しなければなりません。

駐車場は2台確保できるか、もしくは作れるか?

特に田舎の地域では車が必須の地域が多いです。

ファミリーをターゲットにする場合、夫婦がそれぞれ1台ずつ車を持つことも多く、2台分の駐車場確保ができると選ばれやすくなります。

最初から2台分無い場合も、作れれば良いですし、徒歩2~3分の近隣にプラス1台分の駐車場が確保できるのであればそれでもかまわないと思います。

判断ポイントまとめ

複数のチェックポイントをあげましたが、すべてをクリアするような物件は、安く買えないでしょう。

ボロ物件を購入して賃貸に出したとしても、需要が無ければ収益につながりませんから、需要がありそうかどうかを確認する意味が大きいです。

そのボロ物件のアピールポイントを一つでも多く見つけ、借りてもらえそうな場所に建っているなら、見込みありです。

この次は不動産屋さんに連絡して、中を見せてもらいます。

以上、購入物件のチェックポイント(外観、周辺環境)についてでしたっ!

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