2棟目物件(自宅候補物件)の住宅ローンの本契約を済ませてきました。

もう購入は決定的ですので、リフォームをどういう感じにしようかなと考えているところです。

そこで今回は、リフォームの方針を決めるにあたって、私が参考にしている考え方を紹介したいと思います。

マーケティングを勉強していると出てくる考え方で、アルダファのERG理論というやつです。

アルダファのERG理論

アルダファのERG理論というのは、マズローの欲求5階層の考え方を時代に合わせて発展させたものです。

マズローの欲求5段階の方は有名ですよね。人間の欲求を分類して理解するフレームワークのようなものです。

アルダファのERG理論では、人間の欲求を3つに分類しています。

  • 生存欲求(Existence)
    ・・・安定した収入、食べたい、安全な生活など、「生きたい」という欲求
  • 関係欲求(Relatedness)
    ・・・人とのつながり、認められたいなど、「良好な人間関係」への欲求
  • 成長欲求(Growth)
    ・・・自分自身の成長、能力アップなど、「自分の成長、未来」への欲求

この理論では、「生存欲求」や「関係欲求」は、それが満たされれば比較的重要度が下がっていくのに対して、「成長欲求」は満たされれば満たされるほど、さらに高い欲求が生じる、と言われています。

アルダファのERG理論と賃貸物件

これらの3つの欲求を衣食住の「住」を担う賃貸物件に当てはめると、

生存欲求は、例えば、雨漏りしないとか寒さをしのげるとか、家事導線がいいとか、学校や職場や遊び場が近いとか、よりよく生活するための機能が該当すると思います。

関係欲求は、例えば、家族が近くに住んでるとか(その逆とか)、友人を招待したくなるとか、防音がしっかりしてる、気兼ねなくペットが飼えるなどの人間関係に関連する機能が該当すると思います。

成長欲求は、例えば、風水的な観点で良いとか、ゆっくり本を読んだり考えたりしやすい環境とか、防音がしっかりしていて楽器の練習しやすいとか、近くに良い刺激を受けられる場所があるとか、自己の成長に関わるような機能が該当すると思います。

このような欲求を満たす物件を作り上げることができれば、より早く入居が決まり、より長く入居していただくことができるのではないでしょうか!?

もちろん、ターゲット(入居者様)にとってマッチした機能であることが重要ですから、ターゲット像を明確にしたうえで、どのような機能を作りこんでいくかを検討する必要はあります。

また、自分ではコントロールできないものもありますから、コントロールできる範囲で検討する必要があります(入居者の職場を自分の物件の近くに移動させることなんてできませんよねw)

さらに、ビジネスとして賃貸業を行うのですから、費用対効果も考えなければなりません

ただ、ターゲットを明確に決め、そのターゲットが持つであろう欲求に答えていくことは、賃貸物件を作り上げる際に忘れてはならない考え方だと思っています

物件の購入を検討する際から始まり、リフォームするときも、完成した物件を賃貸募集する際も、いつでも、誰のどんな要求を満たせる物件に仕上げるのかを意識するとよいと思います。

そして、明確なターゲットとそのターゲットにとってのメリットが明確であれば、より刺さるメッセージが打てるようになり、入居者が決まりやすく、長く住んでもらえるはずですからっ!

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