砂壁のペンキ塗装にも挑戦してみたので書いておきます。
塗った場所は、階段室の壁なのですが、安定した足場が作れず、前回の記事に書いたような全面パテで下地を作ってから壁紙という手段は使えませんでした。
一瞬、業者さんに依頼しようかなと思いましたが、モノは試しにやってみよう!ということで、はしごを使ったペンキ塗装を試してみました!
砂壁へのペンキの塗り方
砂壁にペンキを塗る工程はとても単純です。ほかの場所への一般的な塗装手順と変わりありません。
- マスキング(養生)する
まずは、間違って変なところを塗ってしまわないよう、養生をします
- シーラーを塗り、乾かす
次に、砂壁の表面を固めるために、シーラーと呼ばれる下地材を塗ります。完全に乾くいてから次の工程へ進むのがコツです
- 水性ペンキを塗り、乾かす
シーラーが乾いたら、ペンキを塗って乾かします。ムラになったところは、乾かしてからもう一度塗り、ムラがなくなるまで繰り返します。1回1回、完全に乾かすのがコツです。
- 最後に、マスキングを剥がす
マスキングを剥がすとき、テープと一緒にペンキもはがれてしまう場合があるので気を付けながら丁寧にはがします
砂壁のペンキ塗装に使った道具
使う道具も、特別なものは必要ないですね。
階段室なので、脚立が使えず、はしごを使ったくらいでしょうか。(といっても、はしごにもなる脚立を持っていたので、道具としては同じものでした^^)
まずは、ペンキやシーラーを塗るための刷毛やローラーが必要です。
ローラーは、大きいもののほうが短時間で広い面積を塗れるのですが、高いところを塗る場合は、小さく軽いものの方が楽だと思います。
それから、下地に塗るシーラーです。
それから、ペンキです。
今回は階段室1室塗るのに、2度塗り+αしたので5リットルほど使いました。
砂壁にペンキを塗るときのコツ
砂壁に限らず、お風呂のザラザラな面など、水分を吸収しやすいところへ塗装する際のコツを紹介します。
これまでいろんなところをペンキで塗ってきて、体験から得たコツです。
- シーラーは必ず塗る
シーラーは高価ですが、必ず塗った方が良いです。これを塗らずにいきなりペンキを塗ると、壁がペンキをどんどん吸い込みますので、何回塗っても終わらない地獄に陥ります。。
またシーラーには、砂壁から出てくるアクを防ぐ効果もありますので絶対です。 - 1度で仕上げようとしない
もうね、ムラを気にしてたら作業が終わりません。ムラができても、乾いてからもう一度塗れば良い。そう気楽に考えて、ペンキに少し水を加えるくらいで薄めに、ムラは無視して、とにかく全体を塗り残しなく塗ることを心がけるのが良いと思います。逆に、乾く前にいくら塗り重ねても、砂がペンキを吸収してしまうので無駄です。頑張らない!
- 塗り重ねるときは、完全に乾いてから
ムラを無くそうと、ペンキが乾く前に一生懸命重ね塗りしても、壁に吸い込まれたり、ペンキを移動してるだけで、いっこうにムラは軽減しません。はっきり言って無駄です。落ち着いて、完全に乾いてから重ね塗りするのが良いです
- ローラーでペンキを塗るときは、下から上へゆっくりと転がす
砂壁のような吸収性の高く凹凸のある素材へ塗装するときは、ローラーをゆっくり転がすのが良いです。ゆっくり、ローラーにしみ込んだペンキを押し出すように、下から上へ塗ってみてください。
砂壁をペンキ塗装した時の写真
最後に、施工中の写真です。
これがビフォーです

↓シーラーを塗り終わったところです。ムラムラですけど塗り残しがなければ大丈夫。

↓1度目のペンキ塗りを終えたところです。ムラは気にせず、とにかく乾かす。

↓2度目のペンキ塗りを終えたところです。だいぶムラが無くなりました。

ここからは、気になるところだけ塗っていって、気になるムラが無くなったら完成です。
このときは、2度塗り+αで完成しました。
全部で3日間(1日1時間程度)の作業です。
最初は「大丈夫かな?」と思うようなムラができて心配になりますけど、何度も塗っていけばきれいになりますね。
逆に言うと、気にならなくなるまで何度でも塗る。ということなのですが、シーラーでちゃんと下地を作っていれば、5回も6回も塗るようなことはないと思います。