壁紙の記事が続きますが、今回は、砂壁に全面パテを塗って下地を作り、その上に壁紙クロスを貼る方法を試してみました。
結論から言うと、これが一番楽できれいに仕上がりましたっ(^^)
今後、砂壁にクロスを貼るとき私は、全面パテ処理をまず最初に考えることになりそうです。
参考にした動画
いつものように、まずは砂壁にパテで下地を作る方法を、インターネットで調べ、この動画を参考にしました。
エア工具の強力なタッカー(打ち込みの深さ調整できるもの)を持っていたら、以前書いたベニヤ板+タッカーがきれいにできるみたいです。
私の知り合いの内装職人さんは、ベニヤ+タッカー推しでした。
道具の無い私にとっては、全面パテ処理が一番よかったです!
砂壁処理に使った道具
まずはパテです。
私はこのワイドスーパーが使いやすいため、ワイドスーパーしか使ってないです。
ただ、粒子が細かいので、水で練るときや紙やすりで削るときには防塵マスクをした方が良いです。
塗ったパテを平らにならすために、サンダーも必要です。
実は、電動サンダーを購入したのですが、実際使ってみると手動のハンドサンダーが手軽で使いやすかったため、結局、電動サンダーはあまり使いませんでした。
もったいなかったです(^^)
それから、パテを塗るためのヘラが必要です。
ヘラにはいくつかサイズがあり、サイズの大きいもののが、1度に塗れるパテの量が多くなり、早く終わりますが、逆にコンセント回りなど狭いところは塗りにくくなります。
今回私は、小さいへら1本ですべてのパテ塗りを行いました。
あと必要なものは、練ったパテを乗せるお盆ですね。
ホームセンターにプラスチック製のものが売っています。
何度も洗って使うことができるので、木製よりプラスチック製が良いと思います。
軽い素材のもので、持った時に角が自分にあたって痛くならないものを選ぶのが良いと思います。
砂壁にパテを塗る際のコツ
私はこれまでに3部屋の砂壁を、全面パテ処理してきましたが、その中で得たコツを書こうと思います。
最初にぽろぽろ落ちる砂をできるだけ落としておく
古い砂壁は、砂がぽろぽろと落ちる状態になっていると思います。
これらぽろぽろ落ちる砂を、ほうきでできるだけ最初に落としてからパテ塗りを始めます。
砂が残っていると、パテを塗ったときにその砂を拾ってしまい、パテに砂が混じったり、砂によってパテに溝ができてしまい、パテ塗りの回数が増えてしまいます。
面倒ですが、これをやらないと後の作業が面倒になります。
1回で仕上げようとしない
砂壁は表面が凸凹していますので、1度目のパテ塗りではその凸凹をヘラが拾ってしまい、きれいに表面を平らにすることはとても難しいです。
パテを厚めに塗れば、凹凸の影響を小さくすることもできますが、それではパテを練る回数も増えてしまいます。
最初は薄く、砂壁の凹凸をならすイメージでパテを塗って十分乾かし、
2回目以降は、凹凸の減った壁面に対してパテを塗っていくと、ヘラの滑りが良くなりますから、うまくやれると思います。
もちろん、1回ずつ乾かして、その都度、表面にサンダーをかけて凹凸を減らしながらの作業です。
凹凸が減ればパテも塗りやすくなりますし、3回も塗れば、平らなきれいな面が作れると思います!
床の養生をしておく&落ちたパテは乾いてから掃除する
慣れればそうでもないですが、最初はパテを塗っているときに、ヘラや盛り板からパテがこぼれることがあります。
床の貼り替えを予定している場合は構わないと思いますが、汚したくない床には養生しておくのが良いです。
ただし、養生を剥がすときに、壁に塗ったパテを一緒にはがしてしまってはいけないので、壁ぎりぎりを養生するのは避けた方が良いと思います。
また、もしパテを床に落としてしまった場合は、パテが乾いてから掃除する方が良いです。
パテは細かい粒子でできているので、濡れたまま雑巾などで拭くと、例えば畳の目の間にパテが入ってしまいます。
先に紹介した動画でもおっしゃってますが、柱についたパテは、乾いてから削り取り、その後雑巾で拭けばきれいになります。
削り取るときは、スクレーパーや小さなヘラを使います。
ビフォーアフター
こんな状態から、
↓パテを塗って、(これは乾く前です)
↓壁紙を貼りました。
砂壁の状態が良い場合は、全面パテ処理がおすすめ!
以前紹介した、砂壁にベニヤ板で下地を作る方法に比べて、パテで下地を作るのが、だんぜん楽だと感じています。
工程の種類が少ない分、準備の時間や考えなければならないことが少ないのがメリットです。
ただし、砂壁ががばっと落ちて穴が開いていてパテが大量に必要になる場合など、砂壁の劣化状況が悪い場合は、シーラーなどの表面を固める処理をした後でベニヤ板を貼るのが良いと思います。
パテで、穴を埋めるのはタイヘンでしたから(^^)
ということで、冒頭にも書きましたが、
私は今後、砂壁にクロスを貼る際は、全面パテを基本にしていくと思います!
このブログをかかれたのがいつごろなのかわかりませんが、今でもやはりパテ処理が一番とお考えですか?先日繊維壁に壁紙を貼りました。シーラーを塗ってから貼る方法でしたが、ザラザラを拾ってしまいました。繊維壁も同じようにパテで対応可能でしょうか?
また砂にしろ繊維にしろ状態が悪くなければシーラーせずパテでいけますでしょうか?
猫まんまさん
はい。今でも基本的にはパテを使っています。ただ、何か壁に掛けたくなるような場所は、厚めのベニヤ板を貼り付けてますね。
繊維壁も、経験ありますが、パテで大丈夫でしたよ。
ただ、パテごと壁が剥がれてしまうような弱い状態だと避けてます。
パテはワイドスーパーを使ってますが、シーラーを使ったことはなく、パテだけでも大丈夫と思ってます(少なくとも2〜3年は)
あと、下地をある程度テキトーにやりたいので、厚めの壁紙を使うようにしてます。
わっきん様
はじめまして。
非常に参考になる記事ありがとうございます。
実家の繊維壁に壁紙を貼るため、シーラーで固めたのですが凹凸が消せませんでした。
この固めた上から全面パテでも問題ないでしょうか。。
はまーさん、コメントありがとうございます!
はい。凸凹はパテで平らにしていけば壁紙を貼れるようになります!