前回の続きです。

契約直前に屋根が崩壊した6号戸建。

売主さまの火災保険の申請をすることになりました。

保険申請用の書類は、私が作成することになりましたので、

まずは修理費用の見積もりを行わなければなりません。

正式に保険申請するわけですから、ざっくり200万。

というわけにもいきません。

さっそく、付き合いのあった業者さんに現地へ来ていただき、修理の見積もりを取りました。

業者さんと現地相談

と同時に、保険申請に必要な被害箇所の写真も撮影します。

建物の内部も外部も、写真を撮りました。

まずは一番目立つ崩壊個所。

ベランダ下②

ベランダ外観右側

↓内部も雨漏り被害が見られます。

天井①

↓床が湿っている。

玄関

↓屋根が欠けている。

image

修復費用の見積もり

見積金額は、約158万円でした。

ちなみに物件価格が160万でした。

見積もりが出たタイミングでさっそく、これまで培ってきた知識をもとに、しっかり資料を作って売主様へお送りし、申請していただきました。

淡白ですみません。

実は、このシリーズを書き始めた時には、この書類のノウハウを無料公開しようと思って書き始めたのですが。。

申し訳ないですが、無料のブログで公開するには一抹の不安(ノウハウを悪用される可能性もある)があり、書くのをやめます。

別の業者へ相談

申請資料は丁寧に作成して保険申請を行いましたが、保険金が全額下りない可能性は残っています。

特に、火災保険では、経年劣化が原因の被害に対して保険はでません

写真を見ていただくと分かりますが、さすが築古物件という感じですよね。

これでは、経年劣化の判定も覚悟しなければなりません。

その場合は自費で修理・・

(´-`).。oO(さすがに158万を自費で出すのはキツイ!)

ってことで、別の業者からも見積もりを取ることにしました。

ただ、同じような工事内容では、同じような金額がでるだけです。

なので、1つ案を考えて、相談してみました。

私「これ、修理、つまり元の状態に戻すのではなく、鉄板か何かで覆ってしまい、雨の侵入を防ぐことは可能でしょうか?

業者さん「できますよ。それでよいなら一番安く済むと思います。バルコニーにしっかりした鉄骨が入ってて強度も問題ないです」

私「じゃ、それでお願いします!」

後日いただいた、修理しない方法での見積金額は48万円でした。

当初見積もりの3分の1です。

200万って言われた時から比べると4分の1。

工事の内容次第でここまで変わるものか、と勉強になった事案でした。

これで、最悪でも50万程度の出費で済む状況になりました。

ちなみに、物件価格と工事費用の合計が210万円。

ここから内装を60万円以内に仕上げれば、家賃4.5万で約20%の利回りです。(税金とかいろいろ無視してますけど)

(´-`).。oO(隣地の取得だし、これなら悪くないな。)

そう考えていました。

保険金

ここから1か月ほどでしょうか。

何度か、売り主さまの保険代理店とやり取りをしまして、結果がでました。

提示された保険金は44万9000円でした。

やはり大部分は経年劣化と判定され、一部のみ承認されたようです。

売主様より、

「不服があれば意見できるようですが、いかがいたしましょう?」

といただきましたが、

「これで十分です。」

と答え、週末に再度売主様宅を訪問。

9000円は売主様へお礼としてお渡しし、44万円を受け取って帰りました。

補修後の状況

今では無事に工事も終わり、こんな感じになってます。

しかもベランダの防水塗装(写真が見つからない・・)も工事に含まれていたので、バリューアップしました^^

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最後に

ということで、これで6号戸建取得時に起きた事件の紹介を終わります。

このシリーズを書き始めた時の、元々の目的を変更してしまったのは申し訳ありませんでした。

最初この状況を目の当たりにしたときには、どうしよう!と思いましたが、何とか許容範囲内に収まって助かりました。。

また、私自身としては、この経験を通じて、いろいろなことを学ぶことができました。

  • 契約前なら交渉は可能である
  • 契約後にこのような事態が起きても対応できるよう契約書の記載は大事
  • 覚書・契約書の書き方
  • 保険申請の方法
  • どういった事故は保険金が支払われ、どういった場合に支払われないか、申請のコツ
  • 築古物件は怖い

こんなの、本を読んでるだけでは学べない、というか、多くの方は想像さえできないと思います。

なので、最初の物件を買って一歩目を踏み出すこと、自分で行動してみること

これが大事だと思うんですよね。

目的が変わったのでムリヤリまとめましたが、以上で終わります。

もし興味があれば、実際にお会いしたときにでも聞いてください。

善良な方へはすべておはなしできますので。

でわ。

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