先週の作業になりますが、和室の畳を撤去し、合板を捨て貼りするところまでやりました。
これまで、畳からフローリングへのDIYは結局やらずに済ませてきていたので、これが初めてになります。
やはり、初めての時はいろいろミスをします。。
ま、それは仕方ないので、次に活かすために記録したいと思います。
とりあえず手元にあるビフォーアフター写真です。
今回、2部屋を並行して作業したのですが、そのうちの1部屋です。
まずは畳の撤去
畳は、私の投資エリアでは市のごみ処理場に持ち込めば処分してくれました。
今回は2部屋同時進行でやっていくので、2部屋分、12枚をレンタル軽トラで市のごみ処理場へ運びました。
ごみ処理場の方から、「業者さんが持って行ってくれなかったの?」って聞かれましたけど・・
「業者さんに頼んでないんで」
「自分でやるんか・・ようやるね」
って感じであきれ顔されたりしました・・
(´-`).。oO(ほっといておくれ~)
厚みの計算と計画
畳を撤去した後、畳の厚さの分、床の高さが下がってしまいます。
この下がった分を埋めるように、角材と床板、仕上げの床材の厚みを計算しておく必要があります。
私の場合、畳の厚みは60mmでした。
古い家は、多少なりとも傾きがありますので、バリアフリー(床の高さと敷居の高さをぴったりそろえる)を目指すと細かい調整で苦労します。
私はこれが嫌なので、少し余裕をもって計算しました。
角材 35mm
捨て貼り用床板 12mm
仕上げ床材(長尺シートを予定) 2mm
で、合計51mm
残りの9mmは、床の傾き調整用の余裕として残しました。
廻り縁がそのまま床の上に露出したとしても、色を塗ったりすればきれいに巾木を施したかのように見えると思います。
フローリング化 資材の購入
使用する資材が決まったら購入します。
購入したのは、
- 針葉樹合板(厚さ12mm)
- 根太用角材(グリーン材,3.5mm×3.5mm)
- 断熱材(厚さ25mm)
です。
断熱材は、角材の厚みより薄いもの
今回は近くのホームセンターを使いました。
根太の固定
次に、根太をカットしながら固定しました。
合板を根太の上に半分ずつ乗せられるよう、位置調整をしながら固定していきます。
65mmのコーススレッド(↓こんなの)を使って固定しました。
が・・実は施工をミスってます。
本来は、新しい根太は、元々の根太(古い床板の下にあります)に直交するように敷くそうです。
さらに、新しい根太の間隔(中心線~中心線)は、303mm(合板の短辺の3分の1の長さ)にするそうです。
私の場合、根太の間隔を合板の短辺の約半分(455mm)にしてしまいました。
(もともとの根太の間隔がこうだったので・・)
ま、最近は・・ということらしいので、やり直さずそのまま進めてしまいました。
もう一部屋の方は、ちゃんと303mmでやりました。
根太を固定するときは、床の傾きを補正するため、水平を確認しつつ、低いところには根太の下に小さなベニヤ板を挟み込みながら固定していきました。
ただ・・
この家、思ったより傾きが大きかったみたいで・・
完全な水平を目指すと、床の高さが廻り縁の高さを超えてしまうという事態が起きてしまいました。
これでは、床を仕上げることができません。
てことで、水平はあきらめ、緩やかな傾斜を狙うことに方針変更しました・・
まず先に、全体的に仮置きしてレベルの確認を行うべきだなと思いました。
断熱材の施工
根太を固定したら、断熱材を間に挟み込んでいきます。
根太に茶色の印がついてるのは、ビスの位置にさび止め塗料を塗ったからです。(効果あるかどうかはわかりません)
断熱材は柔らかい素材なので、カッターナイフで切っていきました。
ただ、やはり長いものをカットするのは難しいです。
写真は、長辺(約1820mm)と平行方向にカッターを入れていますが、もう一部屋は、短辺(910mm)と平行にカットする方法を試しましたが、
一度にカットする長さが短い方が、作業としては圧倒的に楽で、隙間も少なく施工できましたね。
最終調整
床材をカットしながら仮置きしていきます。
床板同士、床板と部屋の壁がこすれると床鳴りの原因になりますから、1mm程度の隙間をあけるように配置しました。
床板の固定
最後に、根太の位置に墨を引いてから、ビスで固定しました。
↑合板を置くと根太の位置が見えなくなりますので、あらかじめエンピツで印をつけてました。付箋紙を貼っておくとかでもよさそうですね。
また、合板を固定するときの話ですが、グリーン材(十分乾燥されてない木材)を使用する場合は、その水分で鉄が錆びて床鳴りの原因になる場合があるので、釘ではなくビスで止めなさい、というのが師匠の教えです。
釘だと、錆びて固定する力が弱まると、板が反ったときに音が鳴りやすいそうで、ビスだと板と一緒に動くので音が鳴りにくいそうです。
てことで、今回はインパクトドライバを購入し、30mmのコンパネビスで固定していきました。
もう一部屋のビフォーアフター
もう一部屋も、床の捨て貼りまで終わりました。
こっちは、根太の間隔303mmでより頑丈にできてます。
ビフォーアフターです。
畳からフローリングDIYで役立った道具
今回あらたに、電動のインパクトドライバを導入しました。
私は、電池式と電源コード式のどちらも持っていますが、
ほとんどの作業が室内での作業ですから、安い電源コードに接続するタイプでも十分です。
たまに外で仕事するときは、延長コードを使えばよいので。
それよりも、電池が切れて仕事が中断するほうが嫌なんですよね。
合板を止めるくらいなら十分すぎるくらいのパワーがあって、作業が楽になりました♪
合板をカットするために使ったのは丸ノコです。
これも必須の道具です。合板を長辺の方向に切るために、現場で丸ノコ用の定規を作って対応しました。
これが無いと、合板をカットするたびにイライラしちゃうはず・・
それから、水平器も今回初めて導入しました!
根太間の傾きを確認するため、大きめのものが良いかなと思って選びました。
そして、いつでもどこでも大活躍のカンナちゃんです。
合板同士の隙間を確保するため、少しだけ削りたいときに役立ってくれました。
あとは、墨つぼですかね。
直線を引くのにほんとうに便利です。というかこれが無いと無理なレベルです。。
細かい道具は他にもいろいろ使いましたけど、こんなところです。
はじめまして、畳をフローリングにする方法を検索しているうちにこちらにたどり着きました。
質問なのですが、根太と断熱材の高さに差があり、捨て張りの板と断熱材が密着していないようですが断熱効果は感じられますか?
かくいう私も、現在根太の間に断熱材を敷いた所で作業が止まっているのですが、断熱材と捨て張りの間に空間があるとそこに空気が入り断熱効果が無くなるという記事を見かけ、空間を埋めるべきか悩んでいます。
実際に施行した方のお答えを頂けるとありがたいです。
コメントありがとうございます。
ちょうど冬に空室だったのですが、床の冷たいさは緩和してる感じでした(個人差あると思いますが)。
どちらかというと空気は断熱性高いほうなので、根太と断熱材の間に隙間がなく、床下(断熱材より下)の空気と断熱材より上の空気が離れた状態になってればある程度効果あるのでは、と思います。